秋本番!百名山の荒島岳へ登ってきました。

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こんにちは、きゃもたろうです。

今回の登山は、福井県に位置し、名峰『白山』を望むことができ、四季を問わず、県内外から多くの登山客が訪れる、福井県内唯一の日本百名山である、標高1.523mの『荒島岳』(あらしまだけ)へ登ってきました。

☆前回の登山の模様はこちらから↓↓↓

※新型コロナウイルスの感染防止策を十分に行ったうえで行動をとる必要があります。

今回の登山は、当初、10月初旬に『御嶽山』”黒沢口ルート”へのアタックを予定しておりましたが、残念ながら天候に恵まれず、予定変更となったものです。(来年こそは、『御嶽山』 ”黒沢口ルート” への計画を再度練りたいと思います!)

それならということで、紅葉を待ち、10月の下旬に日本百名山のひとつ『荒島岳』へのアタックに予定変更となりました。

この日は、あいにくの曇り空となりましたが、大勢の登山客が訪れてにぎわっており、秋山のシーズン真っ只中にふさわしい一日となりました。

福井県でただ一つ、日本百名山に名を連ねる『荒島岳』の秋が凝縮された今回の登山、とても登り甲斐のある山でした。

☆『荒島岳』についての詳細はこちらのリンクをご覧ください。

荒島岳 - Wikipedia

秋本番!百名山の荒島岳へ登ってきました。

『荒島岳』は、日本百名山のひとつで、別名を”大野富士”といい、福井県で唯一の百名山であり、標高は、県内で五番目に高い山で、季節を問わず各地から訪れる登山者でにぎわっています。

天候に恵まれれば山頂からは、東に『御嶽山』や『乗鞍岳』を、西は「日本海」、北に名峰『白山』をいただく”白山連峰”を見渡すことができ、南は、「鈴鹿山脈」方面を望むことができ、老若男女問わず登山愛好家たちを惹きつけてやまないようです。

また、山頂は視界を遮るものがほとんどなく、(天候がよければ)見渡す限り360度の眺望を望むことができます。

今回は、4本ある登山コースの中から、「勝原コース」という名のルートを通って山頂まで登ったあと、同じルートで下ってまいりました。

急登しなければならない場所も多々ありますが、秋のこの季節は、道迷いの心配も少なくブナ林の中、気持ちよく登山を楽しむことができました。

この登山記が、みなさまの参考になればうれしいです。

駐車場までから登山道入り口

今回利用した”勝原コース駐車場”までは、車で名古屋ICから「”E1”東名~名神高速道路~”E41”東海北陸自動車道」を経て、「白鳥IC」を降りて「中部縦貫自動車道」(国道158号線)を福井方面に進み、およそ2時間半で到着しました。

☆高速道路の料金など、詳細情報につきましては、こちらのNEXCO西日本のリンクをご覧ください。

国道158号線を、九頭竜川沿いに進み、「道の駅九頭竜」からおよそ15㎞(約20分)進んだ左手側に ”勝原コース駐車場” はありました。

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こちらは、「道の駅九頭竜」にあるファミマです
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営業時間に注意ですね

岐阜方面からは、このファミマが駐車場までの間の“最後のコンビニ”となります。

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ここが駐車場の入り口になります
登山道の入り口には、無料で利用できる駐車場があります。

”勝原コース駐車場”の入り口は、カーブの途中にありますので、行き過ぎないようにご注意下さい!

駐車場から大野市方面を望みました
きれいなお手洗いが設けられております

ここの駐車場は、50~60台ほどは駐車できそうな広さがありました。

お手洗いの向かって右側に、”電話ボックス”があり、ここで登山届を提出することができます。

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下山後に撮影をしました
電話ボックスは”登山ボックス”と表記されております☆

『荒島岳』の登山に限らず、登山届けは、必ず出しましょう。

設置されているマップにより、おおよそのコースを確認することができます。

注意事項も一緒に、確認しておきます!
お風呂情報も、見逃せませんね♪

準備を整えたら、いよいよ入山登山開始となります。

未知の山は、ワクワクとドキドキが止まりません☆

「旧勝原スキー場入り口」

”勝原コース”の始まりは、旧勝原スキー場のゲレンデからとなります。

そのゲレンデを、直登する形で序盤は始まります。

10月最後の日曜日、登山開始です!
坂道に、名前が付けられておりました

国の植樹計画の一環のようです。

舗装された直登コースの両側に、桜の木が並んで植えられておりました。

記念碑もあります
木々は、すっかり秋模様です

春頃に訪れれば、満開の桜の中を登って行くことになるのでしょう♪

そのころに来訪するのも、一考ですね!

いつもの、頼りになる後輩の足取りです
振り返って一枚

実は、この”カドハラ桜坂”、かなりの急登区間でありまして、駐車場を出てすぐですから、かなり応えました…。

心なしか木々が細いです
すすき畑が広がっていました

☆このあたりの動画を撮影しましたので、ご覧ください↓↓↓

急登ではありますが、この区間のコンクリート舗装は、歩きやすくなっているので、ありがたいです。

舗装区間が終われば、ご覧の通りの登山道です♪
ここで、相棒のご紹介です!

いよいよ登山道らしくなって、足元に小石が現れてきました。

浮石に注意して、一歩一歩を着実に進めます。

先ほど、ご覧いただいた、すすき畑の中へとやって参りました
やや幅の狭い登山道です

引き続き、急登区間は、続いていきます。

汗ばんでまいりました!やや強く吹く風が、心地よく感じます。

曇り空のよく分かる一枚です
粘土質の足場は滑りますから、ご注意を!

背の高い木々の中を進んで行きますので、あまり眺望は、望めない区間でした。

うっそうとした、急登区間を抜けていくと…
”勝原スキー場”区間の終わりです

旧スキー場のリフトの部品と思われる、鉄製の大きな部品が目印です。

空を見上げて、一枚パチリ☆
休憩を取ることができるような広さがありました

ややガレた急登続きでしたから、ここでしばらく休憩を取りました♪

登山のバスツアーで来られていた、15名のパーティと一緒に休憩となりました。

「荒島岳登山口」

旧スキー場のリフトの部品がある場所の先に、標識があります。

どうやら、”ここから”登山道となるようです。

…なるほどです
だいぶ、汗をかいてきました

標高の表示はありませんでした。調べたところ、およそ650m付近(当ブログ調べ)にここの入り口はあるようでした。

駐車場から、ここまでの所要時間は、休憩を入れておよそ50分でした。

さぁ、ここから第2ラウンドとなります!
何かの実が、落ちておりました

しばらくは、ブナ林の中を、ひたすら登ってまいります。

都会の喧騒から離れての森林浴にはもってこいの、登山道です。

空がすこしづつ明るくなってきました
木の根っこが、ご覧のような状態でした

引き続き、眺望は望めない区間が続きます。

その代わり、とても気持ちの良い森林浴を味わうことができました♪

うっそうとした、ブナ林の中をひたすら登っていきます
山の木々は、色づき始めたようです

曇り空の中での登山でしたので、最高の紅葉狩りとはいきませんでしたね。

”トトロの木”

ビューポイントには、ご覧のような案内看板が設けられております!

 自然災害によって、折れてしまったようです
ここも急登であるのが、お分かりいただけますでしょうか?!

いくぶん冷たい風が吹き、汗が引くことによって、登りながらも気持ちよさを感じることができました。

”荒島岳登山道”入口から、ここまでの所要時間は、およそ20分でした。

見事に色づき始めておりました☆
渋滞するようなことは、ありませんでしたね

ご覧のような状態の足元でした。

登山道は、整備されており、この時期は、道迷いなどは少ないように思います。しかしながら、油断は出来ません!!

”白山ベンチ”

二枚目の看板は、『白山』を望むことができる場所に設けられた、ベンチの案内板になります。

さて、『白山』の様子は…
んー、雲に掛かって見えないかな!?

少しづつ雲は切れて来ましたから、山頂で見ることができるかも知れません。

”トトロの木”から、ここまでの所要時間は、およそ12分でした。

この先も、階段が続きます

ずいぶんと登ってきました。

しかしながら、標高は、なかなか上がりませんでした。

”深谷ノ頭”

ガス発生時や、冬の雪氷期間は、十分注意が必要です!!

道迷いは、命取りになりますので、何としても避けたいですね。

ようやく標高1000mを超えました(このような案内看板は、ここで最後になりました)
ブナ林の続くこの辺りです♪

”白山ベンチ”から、ここまでの所要時間は、およそ20分でした。

いつもながら、登山道を整備してくださる方々には、感謝しております!
ブナの木の根っこは、露出しております

風雨にさらされ、かつ人気のある山であるがゆえに、階段区間は荒れてしまいます。

しっかりと足をあげて、引っかからないように慎重に進みました。

材木が弱っている所がありますので、注意して下さい!!
こういった、釘が飛び出しております

ここまでの区間、ほぼ登りっぱなしで、かなりの疲労度でした。

まだまだ先は長く、登りがいのある百名山です☆

「シャクナゲ平」

休憩地点の、「シャクナゲ平」に到着しました!!

”荒島岳登山口”から、ここまでの所要時間は、およそ1時間20分でした。

勝原登山口?!
ここで合流地点となるわけですね♪

「中出登山道」との合流地点となります、ここ「シャクナゲ平」です。

休憩場所として、他の登山客の方々も利用されておりました。

まだまだ厚い雲に覆われた空です
“深谷ノ頭”から、およそ200m登ってきました

と言うことは、残りは、およそ300mで山頂に到着するわけですね☆

まだ300mなのか、あと300mなのかによって、感じ方は大きく異なります♪

実際の歩行距離は、ここからあと1.5kです……しっかりと休憩をしたら、参りましょう!!
たくさんの木の実がなっておりました

「シャクナゲ平」から下ったところに、「佐開登山道」と交わる分岐の案内板がありました。

『荒島岳』は、4つのコースから成り立つ山です。

ここまでは下り坂となっております
「佐開コース」方面です

ここから登り返して、『荒島岳』最難関と言われている、「もちがかべ」に到着します。

☆このあたりの動画を撮影しましたので、ご覧ください↓↓↓

「もちがかべ」

それぞれの山には、名所となるようなポイントがいくつか存在します。

名所と言いましても、難所であったり、景観の素晴らしいところであったりします。ここ「もちがかべ」は、その両方でありました☆

☆以前に、登りました『御在所岳』の登山記は、こちらからどうぞ↓↓↓

生々しいですね…
急登と合わせて、所々崩れておりました!確かに難所です!!

「シャクナゲ平」から、ここまでの所要時間は、およそ17分でした。

ここからの区間は、ご覧のような鎖であったり、ロープを使って登りました。

鎖の接合部分は、しっかりとしておりました
後輩の気配からも疲労感が伝わってきます

振り返っての一枚です。

遥か遠くに、大野市を望むことができました☆

標高1000mのあたりを超えると、山々は本格的に色づいておりました
階段の角度にご注目です!

さすがは、”かべ”であるだけに、かなりの急登でありました。

ここのロープは、ご覧のようなものでした。

こちらも大野市方面です、だいぶ上がってきました
真っ赤に燃えるような、赤です☆

このあたりは、体力的にまだ余裕がありましたでしょうか?!

一段ごとの落差が大きいです!
まだまだ分厚い雲に覆われて…

段差に対して、一歩の歩幅が合わないことがあると、疲労につながっていきますので、マイペースで慎重に登りました。

”前荒島”から”中荒島岳”

難所の「もちがかべ」を登りきると、見晴らしのよい場所をしばらく進むことになります。

「もちがかべ」の始まりから、このあたりまでの所要時間は、およそ30分でした。

この先は、登り返しとなっていきます
ようやく、山頂を間近に見ることができました

しかしながら、ここからが遠かったですね…

写真では、スグそこといった感じに見えますが、案内板を見ると…。

”中荒島岳”に到着しました!!が…
紅葉は、まだまだ深くなりそうです

ここから、少し稜線を歩きます。

残りの標高は、およそ100mとなりました!!

さぁ、あと一踏ん張りと行きましょう
足取りは……いかがでしょう!?

最後の急登を越えたら、今回の登山の目的地である、『荒島岳』の山頂は間近です。

山頂にて

標高1,523m『荒島岳』山頂に到着しました!!

一等三角点の近くに、ご覧のような案内盤が設けられておりました。

『白山』は、北東方向に鎮座しております
ついに到着しました!

駐車場から、ここまでの所要時間は、およそ3時間15分でした。

思ったよりも時間は、かからなかったような、かかったような…。

初めての『荒島岳』アタックで、稜線歩きあり、登り返し、急登区間も多いため、登る距離と時間に対してのバランスが、うまくつかめませんでした。

空は、まだまだ雲に覆われております
荒島岳!!

有名な、冬の「白山連峰」は、このような状況に見えるようです。

登山の写真をキレイに残してみたい方はミラーレス一眼カメラのレンタルもオススメです。

厳冬期でしょうか?素晴らしい眺めです
まだ雲に隠れており、お目にかかれませんでした

山頂付近は、ご覧の通りに、遮るものがほとんどありませんでした。

祠があり、信仰の山であることを教えてくれました。

コチラは、御嶽山の方面です
時計を見てみたら、十時を過ぎたところでした

しかしながら、初見でこのタイムなら、上出来なのでしょうか?!

山頂に吹く風が心地よく、身体を通り抜けてゆきました。

やや混んでおりましたので、撮影に、少し時間を使いました
雲が晴れて、大野市をすべて見渡すことが出来るようになりました

本日のお昼です♪

「道の駅九頭竜」のファミマで購入したものを頂きます!!

金沢ラーメン、ごちそうさまでした!!
お昼を食べ終わる頃には…

遠くの雲が切れてきて、『白山』が姿を現しました☆

だいぶ、雲が移動しましたね
こちらは、三重県方面です!

ソーシャルディスタンスを取りながら、ゆっくりと休むことができました♪

大勢の方々が、休憩出来るだけの広さを有しておりました。

写真は、一部分加工してあります
さぁ下山開始です!!

雄大な景色と、お昼ご飯を味わったあとは、急坂下りが待っております◎

下山

『白山』を遠くに望みながら、下山をしていきます。

まずは、稜線歩きからでしたね☆

『白山』に、また雲がかかってきました
何とも雄大な景色です☆

太陽が出てきて、まぶしいです!!

振り向いて”中荒島岳”を、パチリ☆

コントラストが不思議な感じです♪
このような、底なし穴?!がありました

帰り道は、山を背にしますから、このような眺望を望みながら下山できました。

山の赤が映えます
このあたりの紅葉は今が見ごろですね

景色に見とれてしまっては、いけませんね!

足元を見ると…

山肌が崩れて木の根が、露出しております!これらの枝を使って、身体を支えることもありました
一気に、「佐開コース」との分流地点に戻ってきました

山頂から、ここまでの所要時間は、およそ45分でした。

下りも十分注意をして、足を踏み外さないようにしてきました。

またまた振り返って、一枚です!
またまた、くぎを発見しました!

改めて、こういった状況には、十分注意をしなければなりません。

階段の木材が朽ちているのは、登山者の皆さんが、これらを使って安全に下山して来られた結果ですね。

階段は続きます
木の根に引っかからないように☆

すっきりと晴れてきて、太陽の光を受け、木々の葉っぱの色づきがよく分かってきました。

立派な幹の大木です
粘土質の地面は要注意です!!

あと少しで、駐車場に到着というところで、蛇に出会いました!

朱色の胴体を這わせて、茂みに消えていきました…わかりますでしょうか?
”旧勝原スキー場”の急斜面まで戻ってきました

ここまで来れば、駐車場までは、目と鼻の先です。

最後の斜面を慎重に、降りていきました。

すすき畑を振り返って…
時計を見たら、こんな時間になっておりました

登山開始から、往復およそ7時間13分、お疲れさまでした。

心地よい疲労感とともに、無事に帰ってきたことが、何よりです☆

正直、疲れました!!
駐車場を後にします(観光バスが見えますね!!)

それでは、家路につきましょう☆

「道の駅九頭竜」

一路、来た道を引き返して、「道の駅九頭竜」へ向かいます。

正面に見えるのは、”九頭竜スキー場”です
恐竜のモニュメントが出迎えてくれます

国道158号線を、岐阜方面へ。

「道の駅九頭竜」には、お土産と後輩が集めている、ピンパッジを買うために寄りました。

ツーリングで訪れた方々や、近県の観光客の方々も大勢来られておりました。

ローカル線を発見!!
久しぶりに、ワンマン列車を見ましたよ♪

精悍な顔つきの電車ですね。

ローカル線特有の、ディーゼルエンジン列車でした。

”撮り鉄”をしてみました☆
見たことのないような、時刻表でした!?

乗り遅れてしまったら、取り返しがつきませんね…

「中部縦貫自動車道」の整備をしており、あちこちに工事個所がありましたので、走行中は、十分注意が必要です。

※詳細については、こちらからどうぞ↓↓↓

工事の最新情報を配信しているそうです

おわりに

今回の『荒島岳』(”勝原ルート”)登山記は、いかがでしたか?

快晴!!とまではいきませんでしたが、秋の気配漂う『荒島岳』の見どころの一部をご紹介できたのではないかと思います。

所要時間につきましては、初見につき、あくまでも参考程度にしていただきたいと思います。

今回ご紹介しました『荒島岳』は、冬季の冠雪期にも開山しており、真冬の装備をして上ることも出来るようです。

また、帰り道の途中で、日帰り温泉に立ち寄りましたので、よかったらみなさんもお立ち寄りください☆

美人の湯しろとり かみほの湯|トップ
岐阜県郡上市白鳥の天然温泉。美人の湯しろとり「かみほの湯」〒501-5114 岐阜県郡上市白鳥町那留焼原32   電話0575-83-0126,フィットネスL.TIME FITNESSエルタイム新設。

次回の登山記は、冬季に入るため時期未定となっております。

行き先も、未定となっておりますので、みなさまからのリクエストなどございましたら、ぜひお送りください!お待ちしております☆

今回も最後までお読みいただいて、どうもありがとうございました。

それではまた。

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