こんにちは、きゃもたろうです。
今回の登山は、福井県に位置し、名峰『白山』を望むことができ、四季を問わず、県内外から多くの登山客が訪れる、福井県内唯一の日本百名山である、標高1.523mの『荒島岳』(あらしまだけ)へ登ってきました。
☆前回の登山の模様はこちらから↓↓↓
今回の登山は、当初、10月初旬に『御嶽山』”黒沢口ルート”へのアタックを予定しておりましたが、残念ながら天候に恵まれず、予定変更となったものです。(来年こそは、『御嶽山』 ”黒沢口ルート” への計画を再度練りたいと思います!)
それならということで、紅葉を待ち、10月の下旬に日本百名山のひとつ『荒島岳』へのアタックに予定変更となりました。
この日は、あいにくの曇り空となりましたが、大勢の登山客が訪れてにぎわっており、秋山のシーズン真っ只中にふさわしい一日となりました。
福井県でただ一つ、日本百名山に名を連ねる『荒島岳』の秋が凝縮された今回の登山、とても登り甲斐のある山でした。
☆『荒島岳』についての詳細はこちらのリンクをご覧ください。
秋本番!百名山の荒島岳へ登ってきました。
『荒島岳』は、日本百名山のひとつで、別名を”大野富士”といい、福井県で唯一の百名山であり、標高は、県内で五番目に高い山で、季節を問わず各地から訪れる登山者でにぎわっています。
天候に恵まれれば山頂からは、東に『御嶽山』や『乗鞍岳』を、西は「日本海」、北に名峰『白山』をいただく”白山連峰”を見渡すことができ、南は、「鈴鹿山脈」方面を望むことができ、老若男女問わず登山愛好家たちを惹きつけてやまないようです。
また、山頂は視界を遮るものがほとんどなく、(天候がよければ)見渡す限り360度の眺望を望むことができます。
今回は、4本ある登山コースの中から、「勝原コース」という名のルートを通って山頂まで登ったあと、同じルートで下ってまいりました。
急登しなければならない場所も多々ありますが、秋のこの季節は、道迷いの心配も少なくブナ林の中、気持ちよく登山を楽しむことができました。
この登山記が、みなさまの参考になればうれしいです。
駐車場までから登山道入り口
今回利用した”勝原コース駐車場”までは、車で名古屋ICから「”E1”東名~名神高速道路~”E41”東海北陸自動車道」を経て、「白鳥IC」を降りて「中部縦貫自動車道」(国道158号線)を福井方面に進み、およそ2時間半で到着しました。
☆高速道路の料金など、詳細情報につきましては、こちらのNEXCO西日本のリンクをご覧ください。
国道158号線を、九頭竜川沿いに進み、「道の駅九頭竜」からおよそ15㎞(約20分)進んだ左手側に ”勝原コース駐車場” はありました。
岐阜方面からは、このファミマが駐車場までの間の“最後のコンビニ”となります。
”勝原コース駐車場”の入り口は、カーブの途中にありますので、行き過ぎないようにご注意下さい!
ここの駐車場は、50~60台ほどは駐車できそうな広さがありました。
お手洗いの向かって右側に、”電話ボックス”があり、ここで登山届を提出することができます。
『荒島岳』の登山に限らず、登山届けは、必ず出しましょう。
設置されているマップにより、おおよそのコースを確認することができます。
準備を整えたら、いよいよ入山登山開始となります。
未知の山は、ワクワクとドキドキが止まりません☆
「旧勝原スキー場入り口」
”勝原コース”の始まりは、旧勝原スキー場のゲレンデからとなります。
そのゲレンデを、直登する形で序盤は始まります。
国の植樹計画の一環のようです。
舗装された直登コースの両側に、桜の木が並んで植えられておりました。
春頃に訪れれば、満開の桜の中を登って行くことになるのでしょう♪
そのころに来訪するのも、一考ですね!
実は、この”カドハラ桜坂”、かなりの急登区間でありまして、駐車場を出てすぐですから、かなり応えました…。
☆このあたりの動画を撮影しましたので、ご覧ください↓↓↓
急登ではありますが、この区間のコンクリート舗装は、歩きやすくなっているので、ありがたいです。
いよいよ登山道らしくなって、足元に小石が現れてきました。
浮石に注意して、一歩一歩を着実に進めます。
引き続き、急登区間は、続いていきます。
汗ばんでまいりました!やや強く吹く風が、心地よく感じます。
背の高い木々の中を進んで行きますので、あまり眺望は、望めない区間でした。
旧スキー場のリフトの部品と思われる、鉄製の大きな部品が目印です。
ややガレた急登続きでしたから、ここでしばらく休憩を取りました♪
登山のバスツアーで来られていた、15名のパーティと一緒に休憩となりました。
「荒島岳登山口」
旧スキー場のリフトの部品がある場所の先に、標識があります。
どうやら、”ここから”登山道となるようです。
標高の表示はありませんでした。調べたところ、およそ650m付近(当ブログ調べ)にここの入り口はあるようでした。
駐車場から、ここまでの所要時間は、休憩を入れておよそ50分でした。
しばらくは、ブナ林の中を、ひたすら登ってまいります。
都会の喧騒から離れての森林浴にはもってこいの、登山道です。
引き続き、眺望は望めない区間が続きます。
その代わり、とても気持ちの良い森林浴を味わうことができました♪
曇り空の中での登山でしたので、最高の紅葉狩りとはいきませんでしたね。
”トトロの木”
ビューポイントには、ご覧のような案内看板が設けられております!
いくぶん冷たい風が吹き、汗が引くことによって、登りながらも気持ちよさを感じることができました。
”荒島岳登山道”入口から、ここまでの所要時間は、およそ20分でした。
ご覧のような状態の足元でした。
登山道は、整備されており、この時期は、道迷いなどは少ないように思います。しかしながら、油断は出来ません!!
”白山ベンチ”
二枚目の看板は、『白山』を望むことができる場所に設けられた、ベンチの案内板になります。
少しづつ雲は切れて来ましたから、山頂で見ることができるかも知れません。
”トトロの木”から、ここまでの所要時間は、およそ12分でした。
ずいぶんと登ってきました。
しかしながら、標高は、なかなか上がりませんでした。
”深谷ノ頭”
ガス発生時や、冬の雪氷期間は、十分注意が必要です!!
道迷いは、命取りになりますので、何としても避けたいですね。
”白山ベンチ”から、ここまでの所要時間は、およそ20分でした。
風雨にさらされ、かつ人気のある山であるがゆえに、階段区間は荒れてしまいます。
しっかりと足をあげて、引っかからないように慎重に進みました。
ここまでの区間、ほぼ登りっぱなしで、かなりの疲労度でした。
まだまだ先は長く、登りがいのある百名山です☆
「シャクナゲ平」
休憩地点の、「シャクナゲ平」に到着しました!!
”荒島岳登山口”から、ここまでの所要時間は、およそ1時間20分でした。
「中出登山道」との合流地点となります、ここ「シャクナゲ平」です。
休憩場所として、他の登山客の方々も利用されておりました。
と言うことは、残りは、およそ300mで山頂に到着するわけですね☆
まだ300mなのか、あと300mなのかによって、感じ方は大きく異なります♪
「シャクナゲ平」から下ったところに、「佐開登山道」と交わる分岐の案内板がありました。
『荒島岳』は、4つのコースから成り立つ山です。
ここから登り返して、『荒島岳』最難関と言われている、「もちがかべ」に到着します。
☆このあたりの動画を撮影しましたので、ご覧ください↓↓↓
「もちがかべ」
それぞれの山には、名所となるようなポイントがいくつか存在します。
名所と言いましても、難所であったり、景観の素晴らしいところであったりします。ここ「もちがかべ」は、その両方でありました☆
☆以前に、登りました『御在所岳』の登山記は、こちらからどうぞ↓↓↓
「シャクナゲ平」から、ここまでの所要時間は、およそ17分でした。
ここからの区間は、ご覧のような鎖であったり、ロープを使って登りました。
振り返っての一枚です。
遥か遠くに、大野市を望むことができました☆
さすがは、”かべ”であるだけに、かなりの急登でありました。
ここのロープは、ご覧のようなものでした。
このあたりは、体力的にまだ余裕がありましたでしょうか?!
段差に対して、一歩の歩幅が合わないことがあると、疲労につながっていきますので、マイペースで慎重に登りました。
”前荒島”から”中荒島岳”
難所の「もちがかべ」を登りきると、見晴らしのよい場所をしばらく進むことになります。
「もちがかべ」の始まりから、このあたりまでの所要時間は、およそ30分でした。
しかしながら、ここからが遠かったですね…
写真では、スグそこといった感じに見えますが、案内板を見ると…。
ここから、少し稜線を歩きます。
残りの標高は、およそ100mとなりました!!
最後の急登を越えたら、今回の登山の目的地である、『荒島岳』の山頂は間近です。
山頂にて
標高1,523m『荒島岳』山頂に到着しました!!
一等三角点の近くに、ご覧のような案内盤が設けられておりました。
駐車場から、ここまでの所要時間は、およそ3時間15分でした。
思ったよりも時間は、かからなかったような、かかったような…。
初めての『荒島岳』アタックで、稜線歩きあり、登り返し、急登区間も多いため、登る距離と時間に対してのバランスが、うまくつかめませんでした。
有名な、冬の「白山連峰」は、このような状況に見えるようです。
登山の写真をキレイに残してみたい方はミラーレス一眼カメラのレンタルもオススメです。
山頂付近は、ご覧の通りに、遮るものがほとんどありませんでした。
祠があり、信仰の山であることを教えてくれました。
しかしながら、初見でこのタイムなら、上出来なのでしょうか?!
山頂に吹く風が心地よく、身体を通り抜けてゆきました。
本日のお昼です♪
「道の駅九頭竜」のファミマで購入したものを頂きます!!
遠くの雲が切れてきて、『白山』が姿を現しました☆
ソーシャルディスタンスを取りながら、ゆっくりと休むことができました♪
大勢の方々が、休憩出来るだけの広さを有しておりました。
雄大な景色と、お昼ご飯を味わったあとは、急坂下りが待っております◎
下山
『白山』を遠くに望みながら、下山をしていきます。
まずは、稜線歩きからでしたね☆
太陽が出てきて、まぶしいです!!
振り向いて”中荒島岳”を、パチリ☆
帰り道は、山を背にしますから、このような眺望を望みながら下山できました。
景色に見とれてしまっては、いけませんね!
足元を見ると…
山頂から、ここまでの所要時間は、およそ45分でした。
下りも十分注意をして、足を踏み外さないようにしてきました。
改めて、こういった状況には、十分注意をしなければなりません。
階段の木材が朽ちているのは、登山者の皆さんが、これらを使って安全に下山して来られた結果ですね。
すっきりと晴れてきて、太陽の光を受け、木々の葉っぱの色づきがよく分かってきました。
あと少しで、駐車場に到着というところで、蛇に出会いました!
ここまで来れば、駐車場までは、目と鼻の先です。
最後の斜面を慎重に、降りていきました。
登山開始から、往復およそ7時間13分、お疲れさまでした。
心地よい疲労感とともに、無事に帰ってきたことが、何よりです☆
それでは、家路につきましょう☆
「道の駅九頭竜」
一路、来た道を引き返して、「道の駅九頭竜」へ向かいます。
国道158号線を、岐阜方面へ。
「道の駅九頭竜」には、お土産と後輩が集めている、ピンパッジを買うために寄りました。
ツーリングで訪れた方々や、近県の観光客の方々も大勢来られておりました。
精悍な顔つきの電車ですね。
ローカル線特有の、ディーゼルエンジン列車でした。
乗り遅れてしまったら、取り返しがつきませんね…
「中部縦貫自動車道」の整備をしており、あちこちに工事個所がありましたので、走行中は、十分注意が必要です。
※詳細については、こちらからどうぞ↓↓↓
おわりに
今回の『荒島岳』(”勝原ルート”)登山記は、いかがでしたか?
快晴!!とまではいきませんでしたが、秋の気配漂う『荒島岳』の見どころの一部をご紹介できたのではないかと思います。
所要時間につきましては、初見につき、あくまでも参考程度にしていただきたいと思います。
今回ご紹介しました『荒島岳』は、冬季の冠雪期にも開山しており、真冬の装備をして上ることも出来るようです。
また、帰り道の途中で、日帰り温泉に立ち寄りましたので、よかったらみなさんもお立ち寄りください☆
次回の登山記は、冬季に入るため時期未定となっております。
行き先も、未定となっておりますので、みなさまからのリクエストなどございましたら、ぜひお送りください!お待ちしております☆
今回も最後までお読みいただいて、どうもありがとうございました。
それではまた。
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