王滝頂上への入山規制が緩和された御嶽山へ登ってきました。

アウトドア

9合目に到着

もうすこしで山頂という

ところまでやってきました。

ここから目的地がようやく見えました
駐車場方面を振り返ると下はガスに覆われていました

9合目の避難小屋に到着しました。

24時間体制で監視してもらっているそうです。

避難を呼びかける際に使うスピーカーや赤色灯が設置してありました
ここからさらに急になります

入山規制が厳しくなります

守らなければ”災害対策基本法”に抵触します。

ニュースで見聞きする法律です
時間と場所の制限があるわけです

昨年はここまでの入山規制だったそうです。

ここから先へ一般の方々が入れるようになりました。

解体作業中の王滝山頂山荘です
この立て看板は無事だったようです。

9合目辺りから、硫黄のにおいがしてきました。

頂上(噴火口)は間近です。

丸太によって足元が整備されています 先人たちに感謝します
登頂しました

王滝頂上到着(標高2.936m)

山頂付近は晴れていて、風もほとんどなく穏やかな状態でした。思っていたほど気温も下がっていないようで快適に休むことができました。しかしながら、山腹は雲に覆われて眺望はまったく望めませんでした。黒沢口からの登山客が剣ヶ峰付近に見えて、賑わいを見せていた御嶽山頂付近でした。

お参りしてから、お守りを買いました
想定タイムを越えましたが、無理をしてはいけません

ひとまわりして写真を撮影したら

すぐに下山開始です。

まだ行方の分からない方が見えます 八丁ダルミ方面へは行けません
雲が切れて、剣ヶ峰が見えました

ここからおよそ500m行くと

剣ヶ峰に到着できていたそうです。

このような説明書きが設けられています
新旧の噴火口方面です わずかながら水蒸気が上がっていました

お昼の時間を回っていましたので

行者さんやほかの登山客はまばらでした。

山頂にトイレがありました 感謝です
新しいシェルターです

かなりの強度があり

少なくとも20人以上は入れるそうです。

社務所方面から見上げると雲が切れて青空が広がりました
御嶽山の最高峰3.067m剣ヶ峰を後にします

下山開始

山頂では長居せずおよそ15分ほどの滞在時間で、来た道を戻りはじめました。整備されているとはいえ、ここは御嶽山ですから下りも相当の体力を要しました。休憩をはさんでおよそ2時間の道のりとなりました。

下り始めてしばらくすると… 雲に覆われました
9合目の避難小屋から田の原駐車場方面を見下ろしても…雲

雨に降られなかったのが幸いでした。

順調に下りていきます。

中央不動像です
足場はコンクリートで固められていて下りやすいですが、浮石や小石に注意です

右足のつま先に付着しているのは

山頂にいた時の火山灰でした。

どんどん下ります
8合目の避難小屋まで戻ってきました

もうしばらくすると樹林帯に戻ります。

呼吸の乱れはありませんでした。

非常用の物資が備え付けてありました
8合目から三笠山の田の原駐車場が見えます

肉眼で見たら、朝は込み合っていた

駐車場の車の数がだいぶ減っていました。

あと少し!!
上りの際はこの立て看板に気が付きませんでした

この鳥居のあたりへ戻ってきて

正直ほっとしたのを覚えています。

大黒天さまのところへ戻れました
以前までの規制です

無事に駐車場へ戻ってこれました!!

これから家路につきます。

きつかった!!およそ5時間と3分で帰ってきました

帰路にて

国道までの道のりで、またまた野生の動物に出くわしました。新滝手前のカーブを曲がったら二匹おりましてこちらをうかがっていました。看板に「野生の猿に、エサを与えないでください」とありましたから、エサを期待していたのかもしれませんね。

ニホンザルを発見しました!見づらいけどわかりますか??
御嶽山の3合目にあります

たくさんの行者さんたちが白装束に

身を包んで歩いておられました。

滝の高さは約30mだそうです
これから滝行に行かれるという行者さんに出会いました

帰りも往路と同じように、中津川ICまでは国道19号線を使い、そこからは名古屋ICまでの道のりをおよそ3時間かけて戻ってきました。

おわりに

御嶽山は、私にとって今も昔も変わらない御嶽山でした。

ものごころがついた頃から山と言えば御嶽山で、子供のころ両親に連れられて、スキーと言えば御嶽へ行くといった具合でした。年越しは家族で”高原さかえ荘”での2泊3日の民宿泊でしたし、その時テレビで見た紅白歌合戦は色あせることなく、決して忘れることはないでしょう。今から思えばバブル真っ盛りのスキーブームがあった頃ですね。 その後、学生時代に友人たちと来るようになったのも御嶽のスキー場です。 名古屋からはすこし遠いのですがロープウェイはありますし、標高が高いので積もる雪は最高の雪質だと思っていて、帰り際につかる温泉も言うことはありませんでした。 いつしか時は流れ、自分の子どもたちと旅行やスキーに来たのも御嶽です。こうなると、完全に刷り込みによるものだと思われますが。

家族で行きました春の御嶽山
とてもきれいでした

しかしながら御嶽山は、活火山なのです。そうです、タイミング一つで私たちも災害に巻き込まれていたかもしれないのです。 今回の登山を通じてわずかばかりですが、あらためて御嶽山の懐の深さや美しさ、その雄大さに触れることができました。 同時に自然災害の爪痕を間近で見て、怖さを身をもって知ることができました。あれから6年が経ちます。被害にあわれた方々のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族の方にお悔やみ申し上げます。

「まだはもう、もうはまだなり」と言う格言を聞いたことがあります。とても難しいことだと思いますが、自然に対しても同じことが言えるのではないかと思いました。今回の規制緩和は、災害を風化させることなく後世に伝えていく”新たなる一歩”だと思います。自分には何ができるのか?そのようなことを終始考えながらの登山でした。

次回は、鈴鹿セブンマウンテンのいずれかに登りたいと思います。

今回も最後までお読みいただいて

どうもありがとうございました。

それではまた。

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